•  Cindy components のインストール手順
•  01_旧バージョンの Cindy components をアンインストール
•  02_Cindy components をダウンロードして解凍
•  03_[System] フォルダ内のパッケージをインストール - 必須
•  04_[Core] フォルダ内のパッケージをコンパイル - 必須
•  05_Cindy VCL components パッケージのインストール
•  06_Cindy VCL DB components パッケージのインストール
•  07_Cindy VCL Internet Explorer パッケージのインストール
•  08_Cindy DB Express components パッケージのインストール
•  09_Cindy Document Element Recognizer のインストール

Cindy components (シンディコンポーネント) というコンポーネント群を Delphi XE にインストールしてみました。本ページの記事は、実際にインストールした手順です。
このコンポーネント群は以下のリンクからダウンロードできます。ダウンロードしたファイルには下図のように、多くのデモプログラムが同梱されていて、EXE ファイルも添付されています。

このコンポーネントのインストール手順は、添付の Install.rtf に書いてあるのですが、覚え書きとして記事にしました。

• 参考リンク
• Cindy components for all delphi versions for windows applications
• Cindy components for all Delphi versions
• [コンポーネントの登録方法等　概要]

旧バージョンの Cindy components をインストールしていたら、次の手順で削除します。
まず、IDEのメニューから [コンポーネント] [パッケージのインストール] を選択します。そして、以下の作業を行います。

• インストール済のパッケージを選択して削除
• パスの通ったフォルダにある Cindy コンポーネント関係のファイルを全て削除

今後 Cindy components を使用する予定がなければ、

• コンパイル済み .bpl ファイルを全て削除 (残っていれば)
• コンパイル済み .dcu ファイルを全て削除 (残っていれば)

します。コンパイル済みのファイルは、デフォルトでは、user あるいは public フォルダ階層下のドキュメントにあります。次項以降の、インストール先のフォルダのパス名を参考にしてください。
この作業は、コンポーネントのインストールやアンインストールの際のトラブルを避けるための、一般的な操作です。

本ページの最初に提示しているリンク先からコンポーネントをダウンロードして、適当なフォルダに解凍します。
今回は、下図のように、[cyComponents] というフォルダを新規に作成しました。そして、解凍したフォルダの内、[cyComponents6] 階層下のファイルを、全てそのフォルダにコピーしました。

この [System] フォルダ内のパッケージのインストールは必ず必要です。
次の手順で行います。

• [System] フォルダ内の dpkCindySystemDXE.dpk を開く
• [コンパイル] または [ビルド] して [インストール] する
• [上書き保存] する

筆者の場合、Delphi の IDE 起動時に [VCL フォームアプリケーション] の新規作成状態になるように設定しています。そこで、下図のように、プロジェクトマネージャーから [既存プロジェクトの追加] で .dpk ファイルを開きました。基本的には .dpk ファイルが開ければいいので、[ファイル] メニュー] から操作しても構いません。

インストールするパッケージ名は、Delphi のバージョンによって異なります。パッケージ名の末尾の文字で判定できます。

• 参考リンク
• [新規作成状態で起動 (Delphi 2005 以降)]

この [Core] フォルダ内のパッケージのコンパイルも必ず必要です。
次の手順で行います。このパッケージはインストールする必要はありません。

• [Core] フォルダにパスを通す
• [Core] フォルダ内の pkCindyCoreDXE.dpk を開く
• [コンパイル] または [ビルド] する
• [上書き保存] する

このパッケージ内のコンポーネント類を使用する予定がなければ、このパッケージはインストールする必要はありません。ただし、次項の Cindy VCL DB components を利用する場合は必ずインストールする必要があります。
次の手順でインストールします。

• [VCLPack] フォルダにパスを通す
• [VCLPack] フォルダ内の pkCindyPackDXE.dpk を開く
• [コンパイル] または [ビルド] する
• [上書き保存] する
• 同じフォルダ内の dpkCindyPackDXE.dpk を開く
• [コンパイル] または [ビルド] して [インストール] する
• [上書き保存] する

下図はインストールの結果ですが、コンポーネントパレットのアイコンは、インストールした後、一度 IDE を閉じて、IDE を再起動しないと表示されません。次項以降のインストールも同じです。

下図は、コンポーネントパレットに登録されたコンポーネント群です。

このパッケージ内のコンポーネント類を使用する予定がなければ、このパッケージはインストールする必要はありません。ただし、このパッケージ内のコンポーネント類を利用するには、前項のパッケージをインストールしておく必要があります。
次の手順でインストールします。

• [VCLPack] フォルダ内の pkCindyDBCtrlsPackDXE.dpk を開く
• [コンパイル] または [ビルド] して [インストール] する
• [上書き保存] する

このパッケージ内のコンポーネント類を使用する予定がなければ、このパッケージはインストールする必要はありません。
次の手順でインストールします。

• [VCLInternetExplorer] フォルダにパスを通す
• [VCLInternetExplorer] フォルダ内の dpkCindyIEDXE.dpk を開く
• [コンパイル] または [ビルド] して [インストール] する
• [上書き保存] する

このコンポーネントは、Delphi の TWebBrowser コンポーネントのラッパーコンポーネント (継承コンポーネント) です。したがって、TWebBrowser が使用可能な状態でないとインストールできません。また、IE (インターネットエクスプローラ) がインストールされていない環境では使用できません。

このパッケージ内のコンポーネント類を使用する予定がなければ、このパッケージはインストールする必要はありません。
次の手順でインストールします。

• [DbExpress] フォルダにパスを通す
• [DbExpress] フォルダ内の dpkCindyDBXDXE.dpk を開く
• [コンパイル] または [ビルド] して [インストール] する
• [上書き保存] する

このパッケージ内のコンポーネント類を使用する予定がなければ、このパッケージはインストールする必要はありません。
次の手順でインストールします。

• [DocumentElementRecognizer] フォルダにパスを通す
• [DocumentElementRecognizer] フォルダ内の pkCindyDERDXE を開く
• [コンパイル] または [ビルド] する
• [上書き保存] する
• 同じフォルダ内の dpkCindyDERDXE.dpk を開く
• [コンパイル] または [ビルド] して [インストール] する
• [上書き保存] する