[ フリガナ入出力エディトコンポーネント ] [ プロパティと使用方法 ]

Delphi Programming / Object Pascal

[掲載 2005年11月23日] [更新 2013年12月25日]　フリガナ入出力エディトコンポーネント

フリガナ入出力エディトコンポーネントプロパティと使用方法
動作確認等	-

追加プロパティ
使用方法

凡例	■ published □ public ▲ ReadOnly

追加プロパティ

Delphi 標準の TEdit と TDBEdit の派生コンポーネントです．標準の TEdit, TDBEdit に追加したプロパティは以下の 2 つです．

■ OutputEdit	TCustomEdit	出力先の TEdit または TDBEdit 設計時はリストから選択可能指定できるのは TEdit, TDBEdit またはその派生コントロールだけ
■ OutputMode	TplKanaEditMode	出力モード omUnconvert 入力した文字列を未変換文字列として OutputEdit に出力 OutputEdit が空でないと出力しない omYomiOut 入力した漢字の読みがなを OutputEdit に出力 OutputEdit が空でなくても現在のカーソル位置に出力デフォルトは omUnconvert

使用方法

本コンポーネントをフォームに配置し，出力先の TEdit または TDBEDit を OutputEdit プロパティに指定して実行します．指定しない場合は通常の TEdit または TDBEdit として機能します．
指定先のコントロールにフォーカスを移動すると未変換文字列または読みがながセットされます．

本コンポーネントの入力モードは，本コンポーネントの ImeMode の値によります．imKata なら「カタカナ」で，imHira であれば「ひらがな」となります．
出力先のコントロールへの出力も同じです．imKata であれば「カタカナ」で，imHira であれは「ひらがな」で出力します．

リスト1
データベース対応 plKanakDBEdit の場合の例　

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//  OutputModeがomUnconvertの場合
//  OutputEditのTextプロパティを空にしないと出力しない
//
//  例えばTableコンポーネントの場合は以下のようにTextプロパティを空にする
//  DBEdit1.Text := '' ではないことに注意
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procedure TForm1.plKanaDBEdit1Enter(Sender: TObject);
begin
  Table1.Edit;
  DBEdit1.Field.Text := '';
end;