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前に書いたDXFファイルをRS-232CでPC-98から互換機に送るプログラムですが
まだ遅いと言われてちょっと悩みました。送信側・受信側のプログラムを一生
懸命シェイプアップしてみたのですが、結局9600bpsという限界があるので、小
手先の技では際立って速くはなりません。
そこで思いついたのがデータの圧縮転送です。昔のパソコン通信では、プロ
グラムやバイナリデータを掲示板やメールでやりとりするのに、LHAで圧縮し
てISHでテキスト化するということをよくやっていました。この手法を取り入
れようと始めたのが今週の始め。なにしろPC-98で圧縮プログラムとテキスト
エンコードが動いて、しかも互換機側でデコード・解凍できなくてはいけない
ので、使う方法は限られてきます。最初はzipで圧縮して、UNIXではポピュラー
なuucodeでエンコードする方法を試しました。他の選択肢として昔ながらのLHA
とISHがあります。これらを色々と組み合わせ、組み替えながらテストを繰り返
していました。なにしろ1回のテストの時間がかかる作業なので、日にちがかか
ってしまいましたが、今日やっと最良の組み合わせが見つかりました。何のこと
はない、結局LHA圧縮・ISHエンコードが、エンコード・デコードする時間と圧
縮・展開する時間も含めると最も成績が良かったです。86fileで3分40秒かかっ
ていたのがたった55秒で通信できるようになりました。
まぁ、ある種ヲタクの世界に入っていましたが、これで決定にしました。結
局、20世紀のパソコン通信の技術が勝ってしまったという次第です。明日午前
中にリリースして一段落。午後からは少しゆっくりした気分で仕事を済ませて
来ようと想っています。
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