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[7088] 20世紀の技術が勝った!返信 削除
2013/11/28 (木) 22:38:12 たてぐや
 前に書いたDXFファイルをRS-232CでPC-98から互換機に送るプログラムですが
まだ遅いと言われてちょっと悩みました。送信側・受信側のプログラムを一生
懸命シェイプアップしてみたのですが、結局9600bpsという限界があるので、小
手先の技では際立って速くはなりません。
 そこで思いついたのがデータの圧縮転送です。昔のパソコン通信では、プロ
グラムやバイナリデータを掲示板やメールでやりとりするのに、LHAで圧縮し
てISHでテキスト化するということをよくやっていました。この手法を取り入
れようと始めたのが今週の始め。なにしろPC-98で圧縮プログラムとテキスト
エンコードが動いて、しかも互換機側でデコード・解凍できなくてはいけない
ので、使う方法は限られてきます。最初はzipで圧縮して、UNIXではポピュラー
なuucodeでエンコードする方法を試しました。他の選択肢として昔ながらのLHA
とISHがあります。これらを色々と組み合わせ、組み替えながらテストを繰り返
していました。なにしろ1回のテストの時間がかかる作業なので、日にちがかか
ってしまいましたが、今日やっと最良の組み合わせが見つかりました。何のこと
はない、結局LHA圧縮・ISHエンコードが、エンコード・デコードする時間と圧
縮・展開する時間も含めると最も成績が良かったです。86fileで3分40秒かかっ
ていたのがたった55秒で通信できるようになりました。
 まぁ、ある種ヲタクの世界に入っていましたが、これで決定にしました。結
局、20世紀のパソコン通信の技術が勝ってしまったという次第です。明日午前
中にリリースして一段落。午後からは少しゆっくりした気分で仕事を済ませて
来ようと想っています。


[7090] Re:20世紀の技術が勝った!返信 削除
2013/11/29 (金) 16:00:42 たてぐや
 ちょっと他に用事があって午後にずれ込みましたが、今リリースしてきまし
た。結果は「おお、これは速い!」でした。

[7100] Re2:20世紀の技術が勝った!返信 削除
2013/12/3 (火) 18:42:26 たてぐや
 速くなればなったで、もっと速くならないかなと思うプログラマの悲しい性
です。と言うか、これはヲタクの世界ですね。
 今日PC-98でLHAを色々いじったり、マニュアルを読みなおしてみたりしてい
ました。そんな中で偶然と言ってもいいのですが、良い方法を見つけ出しまし
た。今までも少しでも転送データ量を少なくしようと、苦し紛れにLHA圧縮を
2回かけていました。そんな中で、LHAの無圧縮アーカイブを試したところ、こ
れがなかなかいい。一度無圧縮でアーカイブしてそれを圧縮するとファイルサ
イズが格段に小さくなります。

従来
データサイズ 圧縮1回目   圧縮2回目   ISH
 190,936   47,239     36,216   583行

新方式
データサイズ 無圧縮アーカイブ 圧縮    ISH
 190,936   194,033     14,857   243行

 転送データが半分以下になりました。計測してみると、86fileで3分40秒か
かっていたのが先週リリースした従来の方式で55秒に、さらに新方式ではなん
と29秒になりました。Delphiで書いている受信側のプログラムも少し手を入れ
たいところがあるので、今週末にもう一度リリースしようと思っています。
 なんですぐにリリースしないかって? それは今の方式での速度を充分に体
感してもらってから、速くなったのを実感してもらいたいといういぢわるプロ
グラマの魂胆です。(^.^)


[7102] Re3:20世紀の技術が勝った!返信 削除
2013/12/7 (土) 16:20:44 たてぐや
従来
データサイズ 圧縮1回目   圧縮2回目   ISH
 190,936   47,239     36,216   583行

新方式
データサイズ 無圧縮アーカイブ 圧縮    ISH
 190,936   194,033     14,857   243行

 この差は大きいです。
 今リリースしてきました。感想は「あれ!? もう終わり?」だそうです。
これで今週の仕事はおしまいにします。
 来週からなんのヲタクをやろう? (^^ゞ

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