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[10364] Cardinalの型変換返信　削除
2016/9/9 (金) 01:12:13 ｎｙ
こんにちは、知識がなく困っています。

文字列変数ｓに"4294967295"が入っています。
これを整数型のCardinal変数ｖに型変換して代入したいのですが、
v=strtoint(s);
ではできませんでした。こんな時どんな方法で型変換するのでしょうか？

どなたか教えてください。
[10365] Re:Cardinalの型変換返信　削除
2016/9/9 (金) 09:36:27 andy
▼ ｎｙさん
> こんにちは、知識がなく困っています。
>
> 文字列変数ｓに"4294967295"が入っています。
> これを整数型のCardinal変数ｖに型変換して代入したいのですが、
> v=strtoint(s);
> ではできませんでした。こんな時どんな方法で型変換するのでしょうか？
>
> どなたか教えてください。

桁が多いんじゃないでしょうか。
1つ減らせば、エラーになりませんでした。
[10366] Re:Cardinalの型変換返信　削除
2016/9/9 (金) 11:00:17 Mr.XRAY
▼ ｎｙさん

> 文字列変数ｓに"4294967295"が入っています。
> これを整数型のCardinal変数ｖに型変換して代入したいのですが、

これ，Cardinal の最大値ですよね．
Integer の正の最大値を超えていると StrToInt は失敗するようです．
今思いつくのは以下しかありません．

>v=strtoint(s);
>ではできませんでした。

当然できません．v:=strtoint(s); ですね．
Delphi の代入は = ではなくて := です．コロンが必要です (^^;)
もしかして，C++, C#, VB ?
それとも，私の真似をして誤字脱字の類 ?

動作確認は Windows 7 U64(SP1) + Delphi XE(UP1) Pro です．

procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
var
  LText     : string;
  LCardinal : Cardinal;
begin
  LText := '4294967295';
  LCardinal := Cardinal(StrToInt64(LText));

  LText := IntToStr(LCardinal);
  MessageBox(Handle, PChar(LText), '結果', MB_ICONINFORMATION);
end;


[10367] Re2:Cardinalの型変換返信　削除
2016/9/9 (金) 12:04:22 Mr.XRAY
> それとも，私の真似をして誤字脱字の類 ?

何故

>v=strtoint(s);

という部分だけでなく，プロジェクトを新規作成して Button1Click の
全コードを書いて掲載するかと言いますと，誤字脱字の防止の意味もあります．
それに，もし動作を確認したい方がいればコピペで確認できます．
実行結果の図を掲載しているのは，本当にやったんだよ．
ということを証明するためでございます．

[10368] Re2:Cardinalの型変換返信　削除
2016/9/9 (金) 14:00:48 taki
▼ Mr.XRAYさん
> ▼ ｎｙさん
>

StrToInt64というのがあるのですね。

Cardinalは汎用型ですよね。
私のPCはWindows7 32Bitなので、Cardinalは0〜4294967295になります。
マスターのPCは64Bitなので、Cardinalはもっと大きな値まで扱えるかも？

私の32BitのPCでも試してみました。
環境 Windows7 32Bit DelphiXE4 Starter

procedure TForm1.Button7Click(Sender: TObject);
var
  v:Cardinal;
  s:string;
begin
  s := '4294967295';
  v := StrToInt64(s);
end;

結果はエラーにならず、vにも4294967295が代入されていました。
※ vはデバッグモードの「監視式」での確認ですが。

StrToIntでは-2147483648〜2147483647の値しか扱えませんが、
StrToInt64ではそれ以上の値も扱えるのですね。

StrToIntをHelp(F1)で表示した時、関連項目にStrToInt64も
あれば良かったのに…と思います。

[10369] Re3:Cardinalの型変換返信　削除
2016/9/9 (金) 14:10:30 taki
> StrToInt64というのがあるのですね。

ちなみに、StrToInt64はDelphi4ぐらいのリファレンスブックに
ちゃんと載っていますので、単に私が知らなかったということです。

[10370] Re3:Cardinalの型変換返信　削除
2016/9/9 (金) 14:52:46 Mr.XRAY
▼ takiさん

> 私のPCはWindows7 32Bitなので、Cardinalは0〜4294967295になります。
> マスターのPCは64Bitなので、Cardinalはもっと大きな値まで扱えるかも？

実はですね．そうはならないのでございます．
32, 64 ビットのどちらの Windows でも
Delphi で 32, 64 ビットの EXE を作成しても，
Cardinal は 32 ビットなんです．
つまり，32 ビットのコードを 64 ビットでも素直にコンパイルできます．
Integer も同じです．

問題となるのはポインタを扱うコードです．
32 ビットの EXE ではポインタのサイズは 32 bit です．
64 ビットの EXE ではポインタのサイズは 64 bit です．

そのために，NativeInt, NativeUInt が用意されています．


参考記事
[64 ビット版 Windows での使用に向けた準備]
http://ht-deko.com/tech070.html#0100

[10371] Re4:Cardinalの型変換返信　削除
2016/9/9 (金) 15:16:22 taki
▼ Mr.XRAYさん

> そのために，NativeInt, NativeUInt が用意されています．

NativeInt,NativeUIntという型は初めて知りました。
Help(F1)では

type NativeInt = { Built-in type };

と出ます。

古いリファレンスブックのCardinalの説明の所に追加して
おかないといけませんね。

[10372] Re4:Cardinalの型変換返信　削除
2016/9/9 (金) 15:18:50 Mr.XRAY
> そのために，NativeInt, NativeUInt が用意されています．

例えば以下のコードを実行すると，
32 ビットの EXE では 32 ビットの値に，
64 ビットの EXE では 64 ビットの値になります．


procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
var
  LText  : string;
  LValue : UInt64;
begin
  LValue := High(NativeUInt);
  LText  := IntToHex(LValue, 20);

  LText := 'NativeUInt' + sLineBreak + 'Delphi XE5 32 bit EXE' + sLineBreak + LText;
  MessageBox(Handle, PChar(LText), '結果', MB_ICONINFORMATION);
end;


Windows 7 U64(SP1) で実行した結果

[10373] ありがとうございました。返信　削除
2016/9/9 (金) 21:40:37 ｎｙ
「andy」様「Mr.XRAY」様「taki」様、ありがとうございます。
v=strtoint(s);は間違いでした。v:=strtoint(s);でした。
当方の環境はWin10+ターボデルファイ2006（えっ！今だに？）でした。

LCardinal := Cardinal(StrToInt64(LText));
これでうまく変換できました。
LCardinal := StrToInt64(LText);
これでもエラーになりませんが「0」がかえってくることがありました。

NativeInt/NativeUInt
ごめんなさい。私には敷居が高い。

お陰様で解決しました。感謝！感謝です。
[10374] Re:ありがとうございました。返信　削除
2016/9/9 (金) 21:49:46 Mr.XRAY
> ごめんなさい。私には敷居が高い。
                      ^^^^^^^^^^
出た !! 『敷居が高い』
言葉の意味も時代と共に変わりますからね (^^;
『敷居は高い』けど『敷居をまたぐ』のはできると...

[10375] Re2:ありがとうございました。返信　削除
2016/9/9 (金) 23:19:58 ｎｙ
>敷居が高い
つっこまれてしもうた。最近TVでやってましたね。
私、還暦過ぎましたが、まわりの同年代でも間違えて使ってますね。
「敷居をまたいでみよう」とまでは、中々いけなくなった老体でした。

ありがとうございます。
[10376] >10年ぶりの... スレッド見逃してました。返信　削除
2016/9/10 (土) 00:11:31 ｎｙ
ちょっとだけ「敷居をまたいでみよう」しました。
10年ぶりの...Delphi 10.1 Berlin Starter Edition
2016/9/9までDL可！？ゲッ、あと30分？！
お急ぎ、DL/インストール。間に合いました。
起動もしてます。良かった良かった。

ありがとうございます。
[10378] Re:ありがとうございました。返信　削除
2016/9/11 (日) 11:46:34 taka
▼ ｎｙさん
> LCardinal := Cardinal(StrToInt64(LText));
> これでうまく変換できました。
> LCardinal := StrToInt64(LText);
> これでもエラーになりませんが「0」がかえってくることがありました。
型の数値の範囲を外れると０になったり想定外の数値になります。

例：Cardinal(StrToInt64('-1'));         結果: 4294967295
例：Cardinal(StrToInt64('4294967296')); 結果: 0

Cardinalは、符号なし整数なので　(Cardinal  0..4294967295)
文字列から「0または正数」に変換するので以下の処理が必要です
・負の数値の文字列の処理
　エラーとするか、０にするか,Cardinalの最大値とするか
・オーバーフローの処理
　エラーとするか、０にするか,Cardinalの最大値とするか

直接 Cardinal変数に代入するのではなく
一度Int64型の変数に代入してから処理してください。

procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
var
  v : Cardinal;
  i64 : int64;
begin
  i64 := StrToInt64('4294967296');
  if (i64 < 0) then
  begin
//   raise EIntError.Create('正数を入力してください');
    i64 := 0;
  end;
  if (i64 > $FFFFFFFF) then
  begin
//   raise EIntOverflow.Create('Cardinalのサイズを超えました');
   i64 := $FFFFFFFF;
  end;
  v := Cardinal(i64);
  ShowMessage(IntToStr(v));
end;

[10382] Re2:ありがとうございました。返信　削除
2016/9/13 (火) 16:48:39 Mr.XRAY
▼ takaさん

> 直接 Cardinal変数に代入するのではなく
> 一度Int64型の変数に代入してから処理してください。

確かに．
変数の型の範囲には十分注意ですね．

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