•  01_Windows 7 の電卓 - 浮動小数点形式の入力方法
•  02_クリップボードから値を貼り付ける際の注意
•  03_64 ビット版の Windows には電卓が 2 つある

以下のように操作します．
まず，表示を関数電卓にします．

ここでは，単に数値の入力だけの確認とします．そのために，あらかじめ [CE] と [C] をクリックして，全ての数値をクリアします．

-3.9223669552E+06 という値を入力するものとします．
-3.9223669552 までをキーボード，あるいはコピペして入力します．
指数形式を意味する [Exp] ボタンをクリックしてから，指数部分の [6] をクリックします．[Exp] ボタンの代わりに，キーボードの [E] でも入力できます．
これで入力が終了です．

[=] ボタンをクリックすると，以下のように，固定小数点形式の表示に変わります．

[F-E] ボタンをクリックすると，固定小数点形式と浮動小数点形式の表示が切り換わります．

• 参考リンク
• [質問の文章の例 - 実際に操作した手順を書く]

クリップボードから値を貼り付ける時は注意が必要です．
今回の例である -3.9223669552E+06 を貼り付けた結果が下図です．
この状態で = (イコール) キーをクリックすると，-3.9223669552 + 6 という計算結果を表示することになってしまいます (計算結果は 2.0776330448)．指数部を意味する E が大文字の場合，認識してくれないようです．

下図は，指数部の E を，小文字の e にして，-3.9223669552e+06 を貼り付けた結果です．
指数部の 0 は省略されていますが，数値そのものは正しくセットされていることが分かります．

この大文字と小文字の関係が，Windows 7 の電卓特有の仕様なのか，システム関係の設定によるものなのかは分かりません．未調査です．

本題とは話が違いますが，64 ビット版の Windows には電卓が 2 つあります．
32 ビット版の電卓と 64 ビット版の電卓です．[ファイル名を指定して実行] のダイアログで，以下のコマンドで起動できます．

ShellExecute 関数で起動する場合は，どちらのパスを指定しても，32 ビットのアプリでは 32 ビット版の電卓が起動します．また，64 ビットのアプリでは 64 ビット版の電卓が起動します．これはリダイレクトという機能によるものです．
64 ビット版の Windows で，32 ビットのプログラムを動作させるための仕組みのことを WOW64 と言います．その仕組みの名前がフォルダ名に含まれています．
SysWOW64 というフォルダは，32 ビット版の Windows にはありません．

• 参考リンク
• [640] [03_ファイルシステムのリダイレクト機能の無効化]
• [679] [04_アクセサリの電卓を操作]