Delphi Programming / Object Pascal
  
[掲載 2016年05月21日] [更新 2016年05月21日] Delphi 一般・その他 |
| Delphi を再インストールする前に |
| 動作確認等 |
Windows 7 U64(SP1) + Delphi XE(UP1) Pro |
Delphi を使用していて，IDE 関係の挙動が怪しくなることがあります．
そのような場合，Delphi の再インストールや，アンインストールして，再度インストールすることが考えられます．しかし，インストールの作業は結構手間がかかります．そんな時，該当バージョンの Delphi のレジストリの内容をインストール直後の状態に戻してしまう方法もあります．それには，-cleanregistry オプションを付けて IDE を起動します．
レジストリの内容を削除すると，IDE のデザインも初期の状態になり，登録したパッケージやコンポーネント類等も再度インストールが必要となり，ライブラリのパスの再設定も必要となります．
再インストールよりはいいのではないかと思われます．ただし，この方法で，問題が解決するという保証があるわけではありません．
下のコマンドは，筆者の Windows 7 U64(SP1) + Delphi XE(UP1) Pro の場合です．コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動して実行します．作業はすぐに終わり，IDE が起動します．確認の表示やダイアログなどは表示されません． |
"C:\Program Files (x86)\Embarcadero\RAD Studio\8.0\bin\bds.exe" -pDelphi -cleanregistry
[備考]
Delphi のインストール先の BDS の後に続く数字のフォルダ名は，Delphi のバージョン番号，コンパイラバージョン等の値ではありません．これは，Delphi 2005 を 3 とした連番になっていますが，13.0 は欠番になっています．
Delphi XE5 は 12.0，Delphi XE7 は 15.0, Delphi XE8 は 16.0，Delphi 10.3 は 20.0
です． |
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図1
管理者として実行 |
参考リンクの [プロジェクトの開き方] の説明のように，bds.exe そのものを管理者権限で起動するように設定してあれば，コマンドプロンプトを [管理者として実行] で起動しなくても，下図のように，ユーザアカウントの制御のダイアログが現れて，管理者へ昇格して実行することができます． |
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図2
ユーザアカウント制御 |
Delphi のインストール先は，IDE 起動用のショートカットを作成していれば，そのショートカットのプロパティのダイアログで確認できます．下図は Delphi XE Pro の場合です．
このリンク先の後に -cleanregistry オプションを追加します． |
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図3
Delphi の起動コマンド |
| 02_Delphi を再インストールする前のアンインストール |
Delphi を再インストールする場合，Delphi をアンインストールした方が確実です．
この時，レジストリの情報や関係ファイルも削除しないと，単なる上書きインストールになってしまい，トラブルが解決できない可能性があります．以下の記事を参考にしてください． |
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