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[3696] 井上夢人情報返信 削除
2010/9/16 (木) 21:47:32 たてぐや 〔HomePage
 スレッドを改めさせていただきました。
 ハンドル、まだ当分ガリガリが続きそうなので、なしにしました。

> 「魔法使い..}と「あわせ鏡に飛び込んで」(短編集)Amazonで注文して
> しまいました.(^^)


 お買い上げありがとうございます、って別に井上さんのまわし者では
ありませんが…
 新しい方から入ってきたわけですね。講談社の月刊文庫情報誌「IN★
POCKET」の6月号で特集が掲載されました。マホデシ関係の地図やら人
物相関図などとともに、著者近景も掲載されました。その中のインタビュー
記事でこんな風に紹介されています。
----------------------------------------------------------------
井上:パソコン通信の黎明期でしたが、「草の根ネット」と呼ばれてい
たものが、日本のあちこちで始まっていたんです。高校時代の先輩が
「なんかやってよ」と誘ってきて、じゃあ「ロールプレイング小説」み
たいなものをやってみようかな、ってことになったんですね。そのタイ
トルが「魔法使いの弟子たち」でした。話は、旅客機が事故に遭って、
数人の生存者が無人島に漂着する。事故の際に異次元世界に迷い込んだ
ものか、生存者の全員が特殊能力を持っていることに気づき……そんな
設定にしようかと思ったんだけど、忙しくなって中断しちゃった
---------------------------------------------------------------
 そこ草の根ネットをやっていたのが私です。もちろん当時の「魔法使
いの弟子たちにも参加していました。
 俗にファンが「夢人ワールド」と呼んでいる世界に入るには、まだ
岡嶋二人というペンネームで二人で合作で書いた「クラインの壺」で
しょう。合作ペンネームとはいえ、この作品は99%夢人さんの作品と
言ってよいでしょう。私たち草の根ネットの仲間たちはこれでハマり
ました。パソコン通信をやっていた方は旧作の「パワー・オフ」など
たまらなく面白いです。
 ふふ、これで夢人ワールドの住人が一人増えそうだな…

[3697] Re:井上夢人情報返信 削除
2010/9/16 (木) 22:07:37 Mr.XRAY
▼ たてぐやさん

「クラインの壺」,そう位相幾何学です.
講義受けましたが,全く理解できませんでした.選択科目でした
ので問題はなかったのですが...

違うって!
これ,かすかに記憶にありますよ.
こんな名前だから,おそらく数学好きか,数学関係の研究者が小説
でも書いたんじゃないかと思っていました.
まさかね,その関係者がこんなところに.....
いや,読んではいないです.
あれは,いつごろだったんだろう?
当時,何かの会話にも時々出てきた記憶がありますが,私が読んで
いないので話はそのまま中断.

それにしても,へぇ〜.

[3698] Re2:井上夢人情報返信 削除
2010/9/16 (木) 22:25:40 Mr.XRAY
> あれは,いつごろだったんだろう?

海野十三の「海底都市」となんかを読んでいた頃かな?
怪盗二十面相とか.いや違うな.
これは古すぎ?


[3699] Re3:井上夢人情報返信 削除
2010/9/16 (木) 23:00:49 たてぐや 〔HomePage
▼ Mr.XRAYさん

> 海野十三の「海底都市」となんかを読んでいた頃かな?
> 怪盗二十面相とか.いや違うな.
> これは古すぎ?


 古すぎます。(笑) もっとも、怪人二十面相は著者の江戸川乱歩の
名前がついた文学賞を岡嶋時代に受賞していますから、無関係ではあ
りませんが…
 「クラインの壺」はロールプレイング小説をパソコン通信ネット上
でやり始める前の刊行で、初版は1989年です。
 クラインの壺は、紙テープを一度半回転してはじ同士をつないだ
メビウスの輪の3次元版ですね。裏も表もない立体。

[3705] 魔法使い..返信 削除
2010/9/19 (日) 17:29:36 Mr.XRAY
▼ たてぐやさ〜ん,読みましたよ.

いやー,好きですね.こういうの,
西村京太郎なんかのを読むと,最初の方を読んで,最後の方,つまり
結末を読んでしまうことがあります.

この魔法使いはまったくそういうことはしませんでした.
そのぐらい「わくわく」して,予想しながら.
途中で,これはどちらかというと「魔法使い...」じゃなく,もしかして
「悪魔...」
と思ったのですが,「魔法使いの弟子たち」なるほどね.
残り頁数が少なくなるにつれ,どうなんだよ? と思いながら.

「あわせ鏡に飛び込んで」は,まだ少ししか読んでいませんが,
これも面白いですね.
タモリさんが司会(?)をやった「世にも奇妙な物語」に近い感じです.
昔,外国の作家の同様な短編集を読んだことがあります.
名前は失念しました.確か「殺人案内...」のようなものでした.


[3708] Re:魔法使い..返信 削除
2010/9/19 (日) 20:25:18 たてぐや
▼ Mr.XRAYさん
> たてぐやさ〜ん,読みましたよ.

 をを、早いですね。あの本は読み始めたら一気ですよね。次の展開が
解らないから、ずんずん読み進めてしまう… そして読み終わった後に
何かおかしな感覚が残りませんでした? 非現実感というかそんな感じ。
これが夢人作品の魅力なんです。この感覚をもっとも味わうことができ
るのが「クラインの壺」でしょう。ネタバレになっちゃうんで詳しく書
きませんが、自分が今現在どっちの世界にいるのか解らなくなる… こ
れは岡嶋ネームですが、井上夢人の作品としては「ダレカガナカニイル…」
がけっこう似た雰囲気を持っています。

> タモリさんが司会(?)をやった「世にも奇妙な物語」に近い感じです.

 あ、そうかもしれませんね。
 岡嶋ネームも夢人ネームもほとんどの作品が文庫になっていますので、
当分読む本に不自由しないと思います。

 井上夢人さんのサイト http://www.yumehito.com や応援サイト
http://www2r.biglobe.ne.jp/~fine-co/yumeoi のブックグラフィで
作品を知ることができます。特に本人のサイトに行くと書く作品の冒
頭部分だけですが、立ち読み感覚で読むことができるのでお薦めです。

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